海外FX業者で広く使われている取引プラットフォーム、MT4。
皆さんは、このMT4において、ログインに使用するパスワードとは別に「Investor Password」というものがあることをご存知でしょうか?
通常の取引の中ではなかなか触れる機会がないかもしれませんが、この「Invester Password」は実は大切な役割があるのです。
今回は、そんなMT4の「Investor Password」の用途とパスワードの確認・設定方法について紹介します!
MT4のInvestor Passwordとは

結論から書いてしまうと、Investor Passwordとは、「読み取り専用パスワード」のことを指します。
本来のパスワードとは別に、このパスワードで口座にログインが可能です。
しかし、Investor Passwordでログインした場合は取引権限が与えられないという特徴があります。
そのため、他人に口座を見せる場合(そんなタイミングあるの?って感じですが)やネット上のサービスでアカウント情報を公開する際に利用します。
有名なサービスでいうとMyFXbookなんかが当てはまりますね。
とにかく、他人に口座情報を公開する際には本来のログインパスワードではなく、Investor Passwordを利用するということを覚えておいてください。
Investor Passwordの確認方法
セキュリティ的にInvestor Passwordが重要なものであることは理解いただけたかと思います。
ここからはそんなInvestor Passwordの確認方法を紹介します。
確認方法はとても簡単。
まずはMT4を起動し、「メール」を開き、1番初めにFX業者から届いているメールを確認しましょう。

すると、画像のように業者からログインID,パスワードのほかに赤枠のような「インベスター」と書いてある文字列があります。
これがデフォルトのInvestor Password(インベスターパスワード)になります。
登録する業者によっては、内容が英語であったりと多少の差はあるかと思いますが、この方法で確認できるかと思います。
Investor Passwordの設定方法
口座開設したFXブローカーによっては、Investor Passwordが設定されていないケースもあります。
その場合はご自身でInvestor Passwordの設定を行っていく必要があります。
パスワードを変更したいという場合も同様になりますので、参考にしてみてください。
まずはMT4を起動し、「メニュー」から「ツール」→「オプション」をクリック。

「サーバー」タブを選択し、「パスワード変更」をクリックします。

次に出てくる画面で「現在のパスワード」にMT4のログインパスワードを入力します。
下の「パートナー(閲覧専用)パスワード」にチェックを入れ、「新しいパスワード」に任意のパスワードを入力しましょう。
最後に「確認」の欄に入力した新しいパスワードを再入力してOKをクリック。

これでInvestor Passwordの設定は完了です!
まとめ
MT4のInvestor Passwordの確認・設定方法について紹介しました。
webサービスや第三者にMT4の情報を共有する際には、取引権限を与えないInvestor Passwordを入力することがセキュリティの上で非常に重要です。
うっかりマスターパスワードを教えてしまった・・・なんてことがないようにしましょう!